「細胞の形が前がん病変に似ている」と聞くと、放置すれば全身に転移するのではないかと恐怖を感じるかもしれません。しかし、免疫が正常に機能している若年者であれば、自身の免疫応答によって数か月から数年で自然消退(自然治癒)するケースも珍しくありません。
ただし、自己判断での放置は厳禁です。免疫抑制状態(抗がん剤治療中や免疫不全など)にある場合や長期にわたって病変が持続する場合、稀に真の浸潤性扁平上皮癌へと進行するリスクが存在します。特に女性の場合、同じハイリスク型HPVが子宮頸部にも感染している可能性が高いため、外陰部の病変だけでなく定期的な子宮頸がん検診(細胞診・HPV検査)を併せて受けることが強く推奨されます。