健診で甲状腺Tshだけ高い理由は?Ft4正常でも油断禁物な病の正体

健診で甲状腺Tshだけ高い理由は?Ft4正常でも油断禁物な病の正体

健診で甲状腺Tshだけ高い理由は?Ft4正常でも油断禁物な病の正体について知っておくべき ポイントを分かりやすく解説いたします。

このTSHのみが高値を示す病態は、医学的に潜在性甲状腺機能低下症と診断されます。成人、特に30代以降の女性に多く見られる症状で、その背景にある原因の8割以上を占めるのが自己免疫疾患の一種である「橋本病(慢性甲状腺炎)」です。

橋本病では、本来は外敵を排除するはずの免疫系が誤って自身の甲状腺を攻撃してしまい、徐々に甲状腺組織が破壊されていきます。発症初期は明らかな病気としての自覚に乏しいものの、注意深く日常を振り返ると、以下のような橋本病初期症状が現れているケースが目立ちます。

「寝ても取れない朝のだるさ」「以前より寒がりになった」「肌のかさつきや髪のパサつき」「急激な体重増加や便秘」など、どれも加齢や日々の疲労、自律神経の乱れとして片付けられがちなものばかりです。慢性的なだるさ倦怠感の原因が、実は喉の小さな臓器の悲鳴にあったという事例は後を絶ちません。血液検査で抗TPO抗体検査や抗サイログロブリン抗体を測定することで、自己免疫による炎症が起きているかどうかを正確に特定できます。

山崎 陸
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山崎 陸

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