正確なモニタリングを維持するためには、始業時や巡回時の環境整備が不可欠です。新人看護師が押さえておきたい日々のルーティン管理術を整理しました。
1. 電極パッチの適切な管理と皮膚保護
電極の貼付部位は、発汗や皮脂によって接触抵抗が高くなり、ノイズの原因になります。アルコール綿で皮脂を拭き取ってから貼付し、皮膚トラブル(接触皮膚炎)を防ぐため24〜48時間ごとに貼付位置をわずかにずらすことが推奨されます。
2. クリップ式SpO2プローブの装着部チェック
同じ指に長時間プローブを挟み続けると、圧迫壊死や低温やけどのリスクが生じます。少なくとも4〜8時間ごとに測定部位(指)を変更し、末梢冷感がある場合は保温を行うことで測定精度が劇的に改善します。
3. アラームリミットの個別設定
モニターの初期設定値をそのまま放置せず、患者さんの基礎バイタルや病態(徐脈傾向の心疾患患者、低酸素傾向の呼吸不全患者など)に応じて、主治医の指示のもとアラームの上下限値を適切に個別設定します。無意味なアラーム鳴動を減らすことは、アラーム疲労(警告音への麻痺)を防ぐ最善策です。