SNSやオンライン掲示板に投稿されている利用者の口コミや評判を精査すると、カタログスペックだけでは見えてこない会場特有の現場事情が浮かび上がってきます。
まず絶賛されているのが「音響とステージの近さ」です。「2階席の後ろから数えたほうが早い位置だったが、肉眼で推しのダンスのキレがはっきり見えた」「アリーナクラスの公演なのにホール並みの一体感があって感動した」といったポジティブな反響が目立ちます。体育館特有の反響を懸念する声もありますが、近年の音響機材の進化やPAエンジニアのチューニング精度向上により、クリアなボーカルが届きやすいと高評価を得ています。
一方で、手厳しい指摘が集中しているのが「コインロッカーと飲食設備の不足」です。館内および駅周辺に設置されているコインロッカーの数は極めて限られており、開場時間の数時間前には完全に満杯となります。大型スーツケースが入る特大ロッカーは数えるほどしかありません。「駅のロッカーが全滅していて、キャリーケースを引きずりながら途方に暮れた」という遠征組の悲鳴は枚挙にいとまがありません。
また、会場敷地内や駅前に大型のカフェやファミレスはなく、駅前にあるコンビニエンスストアもイベント日には入場規制がかかるほど混雑します。店内のおにぎりやサンドイッチ、飲料が瞬く間に完売する光景はおなじみの現象です。軽食や水分補給用のボトルは、必ず出発地のターミナル駅で事前調達して持ち込むのがスマートな自衛策です。