AED(自動体外式除細動器)が到着したら、胸骨圧迫を続けながら速やかに準備を進めます。死戦期呼吸をしている患者に対しても、AEDの使用手順は通常と全く変わりません。
電源を入れると流れる音声ガイダンスに従い、電極パッドを患者の右鎖骨下と左脇腹にしっかりと貼り付けます。パッドを貼ると、AEDが自動的に心電図を解析し、心室細動などの電気ショックが必要な波形かどうかを瞬時に判断します。人間側が「息をしているからショックは不要かも」と迷う必要はありません。
機械が「ショックが必要です」とアナウンスした場合は、誰も患者の体に触れていないことを確認し、ショックボタンを押します。その後すぐに胸骨圧迫を再開します。「ショックは不要です」と指示された場合でも心停止状態が続いているケースが多いため、救急隊が到着するまで胸骨圧迫の手を止めてはなりません。