このブームの起点を探ると、幼児向け仕掛け絵本と連動型トイの開発に行き着きます。もともと児童書の世界では、食事をテーマにした「食べる楽しさ」を伝える作品が数多く存在していました。その中でも、動物やモンスターが食べ物を豪快に平らげるシーンを描いた作品内で使われた台詞が、子どもたちの間で爆発的な人気を博したことが直接の引き金です。
さらに玩具メーカーがこの成功パターンに着目し、「食べさせ遊び(フィーディングトイ)」のメインギミックとして製品化。専用のスプーンや食べ物パーツをキャラクターの口元に運ぶと、「がぶっ!」「ごっくん!」と愉快な音声が鳴り響く仕様が開発されました。
この分かりやすいアクションがTikTokやInstagramのリール動画で「子どもが狂ったように喜ぶアイテム」として投稿され、再生回数が数百〜数千万回規模に達したことで、一大ムーブメントへと発展しました。