生産国に惑わされず、アイテムが本物であるかを見極める最大のカギは衣類の内側に縫い付けられた品質表示タグ(内タグ)の精査にある。偽造品を製造する業者が最も再現に苦戦するのが、このタグの細部だ。
日本国内の正規ルートで流通した製品には、製造年代に応じた「国内正規代理店名」が必ず日本語で明記されている。
【国内正規代理店表記の年代別変遷】
・2009年〜現在:ラルフローレン合同会社
・2003年〜2009年頃:株式会社インパクト21(オンワード系列のアパレル)
・1990年代〜2000年代初頭:株式会社アクティ21、ポロ・ラルフローレン・ジャパン
・靴下・アンダーウェア類(ライセンス):株式会社ナイガイ、福助株式会社
悪質なコピー品の場合、フォントが不自然に太かったり、漢字の字体が日本の常用漢字ではなく中国の簡体字(例:「綿」が「棉」、「製造」が「制造」など)になっていたりするケースが散見される。「ラルフローレン合同会社」の文字間隔や、洗濯表示アイコンの線のシャープさをルーペ等で確認すれば、粗悪な偽物はすぐに判別可能だ。
さらに、2016年以降に製造された正規品には、ブランド織りネームの隣または内タグ付近に「個別認証用QRコード」が取り付けられている。スマートフォンのカメラで読み取ることで、米ラルフローレンの公式認証サーバーへ接続され、製品の真贋ステータスを即座に照会できる仕組みが標準化されている。