下の血圧だけ高いとどうなる?放置リスクと原因・改善法を徹底解説

下の血圧だけ高いとどうなる?放置リスクと原因・改善法を徹底解説

下の血圧だけ高いとどうなる?放置リスクと原因・改善法を徹底解説について徹底解説いたします。最新の情報をお届けします。

Q1:家庭用血圧計で測ると、朝だけ下の血圧が90を超えて夜は正常に戻るのはなぜですか?
A1:いわゆる「早朝高血圧」の初期徴候と考えられます。起床前後は体を覚醒させるために交感神経が急激に優位になり、血圧を上げるホルモンが分泌されます。夜間睡眠中の呼吸異常(無呼吸症候群)や、前夜の深酒、就寝前のストレス過多があると、朝方の末梢血管が過剰に収縮して下の血圧が跳ね上がります。朝だけ高くても血管には確実な負担となるため、数週間の記録を持参して医師に相談することを推奨します。

Q2:市販の特定保健用食品(トクホ)のお茶やサプリメントだけで下の血圧は下がりますか?
A2:補助的な役割は果たしますが、単体で根本解決を図ることは困難です。トクホ飲料などに含まれるペプチドやGABAには穏やかな血圧低下作用が認められているものの、その降圧効果は数mmHg程度にとどまります。根本原因である食塩過多、過体重、運動不足、交感神経の過緊張を放置したままサプリメントに頼っても、末梢血管の収縮状態を解除することはできません。基本となる生活習慣の是正と組み合わせる前提で活用すべきです。

Q3:下の血圧が高い状態を放置した場合、どれくらいの期間で重大な病気につながりますか?
A3:個人の体質や他のリスク因子(喫煙、脂質異常、糖尿病など)によって異なりますが、一般的には5年から10年単位で血管の不可逆的な変形が進みます。放置後数年で細動脈硬化が進み、徐々に上の血圧も上昇し始めます。無症状のまま10年前後が経過した頃に、脳動脈の狭窄による微小脳梗塞、冠動脈硬化による狭心症や心筋梗塞、あるいは腎臓の糸球体硬化による腎機能不全として表面化するケースが後を絶ちません。「今自覚症状がない」ことは「病気が進んでいない」ことの証明にはなりません。

Q4:一度でも下の血圧を下げる降圧薬を飲み始めたら、一生飲み続けなければならないのでしょうか?
A4:必ずしも一生飲み続けなければならないわけではありません。若年・中年の孤立性拡張期高血圧であれば、薬物治療によって一時的に血管への負荷を逃がしている間に、減量、減塩、運動習慣の定着に成功し、血管の柔軟性が回復した結果、減薬や休薬に至る症例は多数存在します。自己判断で服薬を恐れて放置する方が、将来的に高用量の薬を飲み続けるリスクを高めます。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。