長年培った海難救助と重構造物架設の技術は、再生可能エネルギーの切り札とされる「洋上風力発電(Offshore Wind)」の建設現場で劇的な進化を遂げています。政府が推進する海洋再生可能エネルギー発電設備の整備において、洋上に巨大な風車タワーやモノパイル基礎を据え付ける工事には、極限の海象条件下で数十トンの構造物をミリ単位で位置決めする技能が必須です。
同社は自社が誇る大型起重機船やDPS(動的船位保持システム)を搭載した支援船を駆使し、洋上風力タービンの基礎工や洋上変電所の据え付けに参画しています。さらに、次世代の主流と目される「浮体式洋上風力発電」の実証実験においても、係留アンカーの敷設や海中ケーブルの接続工事などで技術的リーダーシップを発揮しています。
また、経済安全保障の観点から急務となっている南鳥島沖などの「レアアース泥・海底資源探査」プロジェクトにおいても、深田サルベージ建設の調査船団や深海無人探査技術が不可欠の存在となっており、同社は従来の「サルベージ屋」という枠組みを完全に脱却し、国家の海洋開発を牽引するハイテク・エンジニアリング企業へと進化を遂げています。