ブリーチなしのカラーであっても、ホームケアを怠れば2週間足らずで色落ちしてしまいます。毛髪科学に基づいたデイリーメンテナンスの手順は明確です。
第一に、施術当日は髪の内部で染料の結合が不安定な状態にあるため、最低でも24時間は市販の洗浄力が強いシャンプーを避ける必要があります。日常の洗髪では、硫酸系界面活性剤(ラウレス硫酸Naなど)を排除した、アミノ酸系やベタイン系の低刺激洗浄成分を選択してください。
第二に、お湯の温度設定です。40℃を超える熱湯はキューティクルを無理やり開き、寒色染料を急速に流出させます。洗髪時は38℃以下のぬるま湯を徹底することが、退色を遅らせる決定打となります。
第三に、カラーシャンプーの投入タイミングです。染毛後1週間が経過し、徐々にアッシュが抜け始めた段階から「シルバーシャンプー」または薄い「オリーブシャンプー」を週に2〜3回使用することで、露出してきたオレンジみを継続的に打ち消し、透明感の寿命を約1.5倍に延ばすことが可能です。アイロンやコテを使用する際も、タンパク質変性を起こさないよう140℃〜150℃の低温設定を維持することが色持ちの秘訣です。