脳梗塞の前兆は一瞬で消える?見逃せない初期症状と受診のタイムリミット

脳梗塞の前兆は一瞬で消える?見逃せない初期症状と受診のタイムリミット

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「脳卒中」とは、脳の血管にトラブルが起きる疾患の総称であり、血管が詰まる「脳梗塞」と、血管が破れる「脳出血」「くも膜下出血」に大別されます。症状の特徴や発症時の感覚には決定的な差異が存在します。

疾患区分発症時の主な自覚症状発頭痛の有無・前兆の現れ方編集部の見解・緊急対応脳梗塞(虚血性)
※脳卒中全体の約60〜70%手足の脱力、片麻痺、ろれつ障害、視野欠損、ふらつき原則として強い頭痛はない。
短時間で消えるTIA(前兆)が起きることがある。痛みが無いため発見が遅れやすい。「痛まない麻痺」こそ最警戒すべき事態。即救急要請。脳出血(頭蓋内出血)
※脳卒中全体の約20%意識障害、半身麻痺、激しい嘔吐、めまい活動中(日中)に突発。徐々に増悪する頭痛を伴うケースが多い。高血圧が最大の引き金。血圧の急上昇に伴い一気に悪化するため一刻を争う。くも膜下出血
※脳卒中全体の約10%突然の激しい嘔吐、意識消失、首の硬直(項部硬直)「バットで殴られたような」劇烈な頭痛が突発。前兆として微小出血の頭痛があることも。致死率が極めて高く、初撃で約3割が命を落とす。疑いがある場合は迷わず119番。

表から明らかなように、くも膜下出血のような「耐えがたい激痛」があれば誰しも危機感を抱きますが、脳梗塞の初期は痛みを伴わないケースが大半を占めます。「痛くないから命に関わる病気ではないだろう」という一般的な思い込みこそが、受診を遅らせる最大のトラップとなっています。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。