小倉百人一首の第2番「春過ぎて夏来にけらし白妙の」は、単なる季節の風物詩を愛でた歌ではありません。それは父・天智天皇から受け継いだ皇統の誇りと、壬申の乱という未曾有の内乱を勝ち抜いた果てに女帝・持統天皇が打ち立てた、新たな国家秩序の記念碑でした。
真っ白な布が初夏の爽風にはためく天の香具山の情景。その背後には、愛する我が子と孫のために血で血を洗う宮廷政治を生き抜き、日本の律令国家の礎を築いた「鉄の女帝」の孤高の祈りが刻まれています。1300年以上の歳月を経てなお、私たちがこの札を手にとるときに覚える鮮烈な印象は、彼女が歌に込めた不屈の生命力と揺るぎない威厳の輝きそのものなのです。 (出典: 持 統 天皇 百人一首(Yahoo!ニュース))
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