実際にオリキャラ作成ツールを利用しているファン層は、どのようなこだわりを持ち、何に苦心しているのでしょうか。SNSや大手掲示板、Q&Aサイトに寄せられた膨大な利用者の証言を精査すると、いくつかの明確な傾向が見えてきます。
「Picrewの職人さんたちが作った和風メーカーは、原作の絵柄にかなり寄せてくれていて神。隊服の詰襟の開き具合や、日輪刀の鍔の形状まで選べるものがあって感動した」(20代・イラスト愛好家)
「オリキャラの隊士を作ろうとすると、どうしても既存の柱(冨岡義勇や煉獄杏寿郎など)のパーツに引っ張られてしまい、単なるパチモンに見えてしまうのが難しい。オリジナリティを出すには髪型と羽織の配色が勝負になる」(10代・SNSユーザー)
ファンコミュニティの現場では、単にツールで画像を生成して満足するのではなく、「その隊士がどんな過去を持ち、どの呼吸を操り、なぜ鬼殺隊に入ったのか」という背景設定まで含めて作品として完成させる文化が定着しています。一方で、「ツールで作った画像をどこまでSNSのアイコンにしていいのか迷う」「自分の設定が公式の設定と矛盾していないか不安になる」といった、二次創作特有のデリケートな悩みも数多く寄せられています。