身長を伸ばす手術の現実!費用と激痛リハビリ、後遺症リスクの全貌

身長を伸ばす手術の現実!費用と激痛リハビリ、後遺症リスクの全貌

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「骨を切れば本当に背は伸びるのか?」という問いに対する医学的な答えは「物理的には伸びるが、全身の機能と引き換えになるリスクを伴う」という極めてシビアなものです。骨そのものは1日1mmずつ機械的に伸ばすことができますが、骨の周りを取り囲む筋肉、腱、末梢神経、血管、皮膚は同じスピードで伸びるわけではありません。骨を無理やり引き伸ばす過程で、周囲の組織は常に限界まで張り詰め、強烈な緊張状態に晒され続けます。

手術経験者たちが異口同音に語るのが、骨延長中およびリハビリ期間中に襲い来る「筆舌に尽くしがたい激痛」です。延長が始まると、24時間絶え間なく脚全体が引きちぎられるような痛みが続き、夜間に睡眠を取ることすら困難になります。通常の医療用鎮痛剤では抑えきれず、オピオイド系麻酔薬に頼らざるを得ない患者も少なくありません。さらに、筋肉が骨の延長スピードについていけず拘縮(硬直)を起こすため、関節の可動域を維持するために泣き叫ぶほどの激痛を伴う理学療法リハビリを毎日数時間、1年以上のスパンで継続しなければなりません。リハビリを1日でも怠れば、アキレス腱が硬直して踵が地面に着かなくなる「尖足(せんそく)」という後遺症が不可逆的に定着してしまいます。

経済的な負担も想像を絶します。事故や病気による先天性の脚長差治療であれば健康保険が適用されますが、美容目的・低身長改善のための骨延長手術は全額自己負担の自由診療(保険適用外)です。日本国内の高度医療機関で受ける場合、手術費・器具代・入院リハビリ費用を含めると総額で1,500万円から2,000万円以上に達します。初期費用だけでなく、延長終了後の髄内釘抜去手術や、合併症が発生した際の追加再建手術、万が一歩行障害が残った場合の生涯にわたる医療費まで考慮すれば、人生設計そのものを破綻させかねない巨額の投資となります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。