50代後半に差し掛かると、自身の健康管理や体力の変化に直面するとともに、伝統的な厄年や長寿祝いのタイミングが意識されます。
厄年は地域や宗派によって数え方の細部が異なりますが、神社本庁などの標準的な慣例において、昭和45年生まれの厄年は以下のような経過をたどっています。
女性の場合、最大の転機とされる「大厄(数え33歳)」は2002年(平成14年)に、数え37歳の厄年は2006年(平成18年)に通過しています。一方、男性の「大厄(数え42歳)」は2011年(平成23年)に終えています。
では、2026年現在の厄年はどうなっているでしょうか。古来の伝承では、男女ともに迎える「数え61歳」の還暦の年が大きな厄年(還暦厄)と位置づけられています。昭和45年生まれにとっての還暦は以下のスケジュールです。
- 前厄:2029年(令和11年)/数え60歳
- 本厄(還暦):2030年(令和12年)/数え61歳(満60歳)
- 後厄:2031年(令和13年)/数え62歳
つまり、2026年(数え57歳)は大きな厄年そのものには該当しません。しかし、寺社によっては数え57歳前後を「小厄」や「健康の節目の年」として祈祷を呼びかけるケースもあります。医学的にも50代半ばから後半は、生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症など)の潜在的リスクが顕在化しやすく、心疾患や脳血管疾患、がんの罹患率が上昇カーブを描く警戒期にあたります。「大厄を過ぎたから安心」と過信せず、人間ドックの受診など日常の健康投資を怠らない姿勢が肝要です。