一度チャイムを鳴らして応答がなかった場合や、明らかに在宅している気配があるのに無視された場合、どう立ち回るべきでしょうか。ここで最も避けるべきは、意地になって何度もインターホンを押し直す「追撃訪問」です。
引っ越し挨拶で居留守や無視に遭遇した場合、相手は「関わりたくない」「警戒している」という明確な意思表示をしています。心理学で言う「心理的リアクタンス(自己決定権を侵害された際の反発心)」を刺激しないためにも、訪問は最大でも日を改めての2回までとし、それ以降は潔く訪問を取りやめるのが鉄則です。
「手紙をポストに入れておくべきか」という点についても意見が分かれますが、単身物件では名前や部屋番号を記した手紙の投函すら「個人情報の特定」として嫌悪される傾向があります。分譲やファミリー層で工事音などの迷惑をかけた実害がある場合を除き、無理に書面を残す必要はありません。
もし挨拶の段階で険悪な空気が生まれ、引っ越し挨拶の後に気まずい状態になってしまった場合は、以下のステップで距離感を保ちます。
- 深追いや弁明は一切行わない:「誤解を解きたい」と再度押しかける行為は、相手にとって嫌がらせと同一に映ります。
- 共用部で遭遇した際は「会釈」に徹する:無理に明るく話しかけようとせず、軽く目礼をする程度にとどめ、害意がないことだけを示します。
- 生活音の配慮を徹底する:一度目をつけられた相手に対しては、足音、ドアの開閉音、夜間の洗濯機使用などに細心の注意を払い、口実を与えない生活を心がけます。