一口に冷凍餃子と言っても、ドラッグストアやスーパーで買えるNB(ナショナルブランド)商品と、専門店のお取り寄せや家庭で作った冷凍餃子では、製法も焼き方の最適解も全く異なります。特に冷凍生餃子と冷凍調理済み餃子の違いを把握することは、調理成功の第一歩です。
冷凍生餃子は、包みたての生の皮と生の餡を急速冷凍したもので、加熱調理されていないため、じっくり火を通す蒸し焼き工程が欠かせません。これに対し、多くの市販大手メーカー品は、底面に油脂や調味料、デンプンを特殊配合した「羽根の素(油・水ギトギトを防ぐ独自ブロック)」を固着させており、水も油も敷かずに焼ける完全自動設計が施されています。
味の素冷凍餃子の失敗しない焼き方の神髄は、「火をつける前にフライパンへ綺麗に並べること」と「余計な水や油を絶対に入れないこと」です。フライパンが冷えた状態で円状や格子状に並べ、蓋をしてから中火を点火します。途中で蓋を開けて覗きたくなりますが、蒸気を逃すと羽根の素が均一に溶け広がりません。タイマーで5分きっちり計るのが鉄則です。
一方、大阪王将冷凍餃子の焼き方手順も同様に水・油不要の設計ですが、こちらは羽根のパリパリ感がよりクリスピーになるよう配合が工夫されています。焼き上がりの合図は、パチパチという水分の蒸発音から「チリチリ…」という油が弾ける乾いた重い音への変化です。この音の変化を聞き逃さず、最後にしっかり水分を蒸発させることが成功への近道です。