がん治療において、執刀医や主治医の技量は患者の予後とQOL(生活の質)を大きく左右します。地元紙である下野新聞の連載企画や医療特集でも度々取り上げられる通り、同院は各領域における専門性の高い指導医・専門医を多数擁しています。
特に地域社会での存在感を示すのが栃木県立がんセンターの呼吸器外科です。早期肺がんに対する胸腔鏡下手術やロボット支援手術(ダビンチ)の導入をはじめ、進行期肺がんに対する呼吸器内科・放射線治療科との連携による集学的治療の実績は、北関東エリアでもトップクラスの水準を維持しています。単に病巣を切除するだけでなく、術後の肺機能をいかに温存し、早期社会復帰を果たせるかという機能温存手術に定評があります。
女性特有のがんにおいて高い関心を集める栃木がんセンターの乳腺外科の評判も極めて堅調です。乳がんの治療は、手術、薬物療法(抗がん剤・ホルモン療法・分子標的薬)、放射線治療が複雑に組み合わさるため、各診療科の緊密な連携が不可欠です。同院の乳腺外科では、日本乳癌学会認定の専門医チームがガイドラインに基づいた標準治療を徹底するとともに、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)に対する遺伝カウンセリングや、形成外科と連携した乳房再建術にも柔軟に対応しています。
また、同院の特筆すべき強みとして挙げられるのが「頭頸科(頭頸部外科)」です。メディア掲載等でも知られる通り、舌がんや咽頭がん、喉頭がんなどを扱う頭頸科長・横島医師を中心とした医療チームは、咀嚼(食べる)・発声(話す)といった人間としての尊厳に関わる機能を可能な限り温存する再建手術に心血を注いでいます。「頭頚部外科月間」における啓発活動など、下野新聞をはじめとする報道機関を通じた積極的な情報発信も、医療現場の透明性と技術への自信を裏付ける証拠と言えます。