Q1:血圧が高いときは、枕を高くして寝たほうが頭に血が上らなくて良いと聞きましたが本当ですか?
A1:医学的な誤解です。枕を高くしすぎると首が鋭角に曲がり、上気道が狭くなって睡眠時無呼吸やいびきを誘発します。その結果、体積的な低酸素状態が生じ、自律神経が刺激されて夜間血圧が跳ね上がります。頭部だけを持ち上げるのではなく、首のカーブを優しく支え、横を向いた際に頸椎が一直線になる高さ(約15度の傾き)を保つのが正解です。
Q2:夜中に血圧が高くて目が冴えてしまった時、布団の中でじっと我慢すべきですか?
A2:無理に布団の中でじっとしていると、「眠らなければ血圧が下がらない」という焦りから交感神経が高ぶり逆効果になります。20分以上眠れない場合は一度薄暗いリビングなどの温かい場所へ移動し、ぬるめの白湯を一口飲んで椅子に深く腰掛け、4-7-8呼吸法などを行ってください。眠気が自然に訪れてから再び寝室に戻るのが、血圧を安定させる鉄則です。
Q3:横向き寝を維持しようとしても、寝ている間にどうしても仰向けに戻ってしまいます。対策はありますか?
A3:寝返りは血流を促す正常な生理現象であるため、無理に身体をガチガチに固定する必要はありません。ただし、入眠時の最も血圧が不安定な時間帯に横向きを維持するためには、「抱き枕」を胸の前に抱え、両膝の間にクッションやタオルを挟むポジショニングが極めて有効です。身体の接地面積が増えて骨盤と肩が安定し、無意識にうつ伏せや仰向けへ回転してしまう動きを自然に防ぐことができます。