SNSやネット掲示板(5ちゃんねる、知恵袋など)におけるファンの反応を長年にわたり定点観測すると、読者の心理は「怒り」から「諦念」、そして「祈り」へとグラデーションのように変化しています。
『HUNTER×HUNTER』の冨樫義博氏や、惜しくも未完のまま急逝した『ベルセルク』の三浦建太郎氏の事例が引き合いに出されることが多く、「萩原先生が生きているうちに、ネームやプロットだけでも公開してほしい」「漫画という形が無理なら小説や設定資料集で完結させてくれ」という切実な声が数多く見受けられます。
2022年から2023年にかけてNetflixで世界同時配信された新作アニメ版(全2期・39話)の際には、国内のみならず海外の往年のファンからも爆発的な反響が巻き起こりました。「アニメの迫力ある映像を見て、改めて原作の続きを読みたくなった」「アニメ化を機に28巻が出るのではないかと期待したが、やはり音沙汰がなかった」という落胆交じりの投稿がタイムラインを埋め尽くしたことは記憶に新しい事実です。多くの読者は、どれほど待たされようとも作品の持つ魔力的な魅力から完全に離脱することができずにいます。