「アプリで測ったはずなのに、目で見て明らかに傾いている」というトラブルの原因の多くは、センサーの不具合ではなく端末外装の物理的な傾きやセンサーの未校正に起因します。
最大の落とし穴が、背面のカメラユニットの突出です。近年のスマートフォンはカメラ性能の向上に伴いレンズ部が大きく出っ張っているため、背面を下にして机に置くだけで数度の傾きが生じます。正確な測定を行う際は、以下のポイントを徹底してください。
- フラットな側面を使用する:背面ではなく、端末の上下または左右の平らなエッジを測定対象に密着させる。
- 厚みのあるケースや装飾を外す:背面にリングやスタンド、凹凸のあるカバーが付いていると正しい水平は取れない。
- 必ずゼロ点校正(キャリブレーション)を行う:アプリの設定メニューから「校正」を実行し、基準面を記憶させる。
校正を行う際は、確実に水平が出ている机やカウンターの上に端末を置き、校正ボタンを押します。その後、端末を180度水平に回転させて再度数値を合わせる「反転測定」を行うことで、センサー固有の微小なズレを完全に相殺できます。