心斎橋駅から徒歩数分、南船場の一角にあるホテルの自動ドアを抜けると、カウンター越しに出迎えるのはリアルに動く2体の恐竜ロボットです。首を振ったり鳴き声を上げたりする精巧なギミックは、小さな子ども連れのファミリー層はもちろん、インバウンドの旅行者からも高い歓声を集めています。
実際のチェックイン手続きは、恐竜ロボットの音声案内に従いながらタッチパネル端末を操作する完全セルフ方式です。宿泊予約時のQRコードや予約番号を入力すれば、平均1分から2分程度でルームキーの発行と精算が完了します。混雑しがちな15時のチェックイン開始直後であっても、自動機が複数台稼働しているためフロント前で長蛇の列に巻き込まれるストレスは最小限に抑えられています。
自動化による効率化の一方で、「機械操作が苦手な場合はどうなるのか」という不安を持つ方も少なくありません。現地調査によると、フロントカウンター横にはインターホンが設置されており、呼び出しを行えばバックヤードに常駐している人間のホテルスタッフが即座に対面サポートを行う体制が整っています。完全無人化ではなく、テクノロジーと人的サポートを組み合わせたハイブリッド運用が現場の安心感を支えています。