ゼブラの「サラサクリップ」やパイロットの「ジュース」など、発色とサラサラした書き味が魅力のゲルインクボールペンは、油性と異なり温めても効果が薄いケースがほとんどです。ゲルインクのかすれは、パイプ内に生じた微小な気泡や圧力の低下が主な原因であるため、「遠心力を利用した空気抜き」が抜群の威力を発揮します。
家庭やオフィスにある文房具だけでできる「輪ゴム遠心力裏ワザ」の手順は極めてシンプルです。
まず、ペン軸の中央付近に輪ゴムをセロハンテープでしっかりと固定します。次に、ペン先が外側(下方向)を向くように輪ゴムの端を持ち、ペンをコマのようにクルクルと指先で巻き上げます。十分によじれたところで両端を左右に引っ張ると、ペンが猛烈なスピードで高速回転します。
この強力な遠心力によって、内部のインクが一気にペン先へと押し出され、内部に溜まっていた気泡が後方へと押し戻されます。作業時はペン先からインクが微小に飛び散るリスクを防ぐため、ペン先に小さなビニール袋を被せておくのが安全です。