メキシコ対エクアドル激闘の真相!40年ぶり快挙と勝敗の分岐点

メキシコ対エクアドル激闘の真相!40年ぶり快挙と勝敗の分岐点

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大会開幕前の各社による「メキシコ対エクアドルの勝敗予想」では、引き分けからのPK戦決着、あるいはエクアドルの逃げ切りを予想する専門家が多数派を占めていました。チェルシーの中心選手であるモイセス・カイセドや、ブンデスリーガで評価を高めたピエロ・インカピエなど、個の能力値で見ればエクアドルの充実ぶりは際立っていたからです。

しかし、勝敗を分けたのはメキシコベンチが敢行した「プレッシングの開始位置の微修正」でした。従来のメキシコ代表は高い位置から闇雲にプレスをかけて背後を突かれる悪癖がありましたが、この試合ではあえてミドルサードに強固な網を張り、エクアドルのビルドアップをサイドへ誘導。中央のカイセドにボールが入った瞬間に2枚、3枚と囲い込み、配球の出どころを完全に封じ込めました。

スタメン出場選手一覧を見ても、指揮官の現実主義が貫かれていました。前線には豊富な運動量で守備をサボらないキニョネスを配置し、最前線にはポストワークと老獪な駆け引きに長けたラウル・ヒメネスを起用。22分と31分の連続得点は、まさにこの前線2人の阿吽の呼吸から生まれた賜物でした。個のタレント力に頼りすぎたエクアドルに対し、チーム全体で明確なゲームプランを90分間やり切ったメキシコの戦術的勝利と言えます。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。