阿部の野球人生の礎は、中央大学硬式野球部時代に培われた。当時から強打の捕手として脚光を浴び、日米大学野球やシドニー五輪代表などで圧倒的な存在感を発揮。その類まれな資質は、プロ入り前からスカウト陣を唸らせていた。
ドラフト1位で巨人に入団して以降、彼はプロ野球界の常識を塗り替えていく。キャッチャーという過酷なポジションを務めながら、400本を超えるホームランを放ち、首位打者や打点王のタイトルを獲得。長年にわたるトッププレイヤーとしての貢献が、現在の揺るぎない財産と社会的地位を構築する原動力となったことは疑いようがない。