産地から緑色の状態で届いた島バナナが「何日経っても青いまま黄色くならない」「黄色くならずにシワシワに乾燥してしまった」というトラブルは頻繁に起こります。これには明確な環境要因があります。
島バナナの追熟に適した温度は約15℃〜25℃の常温環境です。特に13℃以下の冷たい環境に晒されると、バナナは低温障害を起こし、呼吸が止まって追熟プロセスが完全に停止してしまいます。冬場に暖房の効いていない部屋や玄関、廊下に置くのは厳禁です。
確実かつスピーディーに追熟を進める手順は次の通りです。
1. S字フックで吊るして保管する
平置きにすると接地面から傷みやすくなるため、ヒモやS字フックを使って風通しの良い日陰に吊るします。
2. リンゴと一緒にポリ袋に入れる(追熟を早めたい場合)
熟成を促すエチレンガスを自力で多く出せない個体の場合、リンゴや完熟キウイと一緒にビニール袋へ入れ、軽く口を閉じて20℃前後の部屋に1〜2日置きます。リンゴから放出されるエチレンガスが引き金となり、一気に黄変から黒化へと進みます。
3. 乾燥を防ぐ
エアコンの直風が当たる場所は避けましょう。皮の水分が抜けてしまうと、果肉が熟す前に皮が干からびて追熟が失敗します。