日本アカデミー賞協会の公式発表によると、第49回となる今回は2026年1月1日から12月31日までに公開された国内映画が選考対象となった。ノミネート発表日は2026年1月16日。優秀作品賞(最優秀作品賞ノミネート)には5作品が選出され、各部門の優秀賞受賞者が発表された。
注目すべきは、最優秀作品賞ノミネートに「興行収入ランキング上位の商業大作」と「国内映画館でロングランを続ける社会派ドラマ」が同時に名を連ねた点だ。過去5年間の傾向を見ると、2026年から2026年にかけては興収30億円超の作品が最優秀作品賞を射止めるケースが続いていた。しかし今回は、興収10億円未満ながらも映画評論家や業界関係者の支持を集める作品が候補に残っており、会員投票の分散が予想される。
選考理由の詳細は公式には明かされないが、複数の映画関係者への取材では「配給会社の事前試写会の回数」「映画誌への露出量」「SNSでの持続的な話題化」が投票行動に影響を与えるという。特に今年は、TikTokやX(旧Twitter)での短尺映画紹介動画がヒットの起爆剤となった作品が複数あり、ネット上の熱量がそのまま候補入りにつながった側面も否めない。