おでこの横ジワ原因と治し方を論じる上で外せないのが、目元と姿勢の解剖学的連動です。おでこに横ジワができる直接の引き金は、眉毛の上から頭頂部へ伸びる「前頭筋(ぜんとうきん)」の過度な収縮です。
正常な状態であれば、まぶたは「上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)」という目元の筋肉だけで引き上げられます。しかし、加齢やコンタクトレンズの長期使用、先天的な要因によってまぶたが下がる眼瞼下垂とおでこのシワの関係は極めて深く、下がったまぶたを無理に持ち上げようとして無意識に眉を引き上げ、前頭筋を強く収縮させてしまいます。
加えて、現代特有のライフスタイルであるスマホ首目の疲れとおでこのシワも無視できません。うつむき姿勢が続くと首後方の筋肉(後頭下筋群)から後頭筋、頭頂部の帽状腱膜までが一枚の筋膜として緊張で硬直します。目のピント調節筋が疲弊して視界がかすむと、目を大きく見開くために前頭筋を酷使する代償動作が日常化し、20代や30代であってもクッキリとした横ジワが固定化されていくのです。