純烈というグループの特異性は、メンバー全員が「一度挫折を経験した大人の男たち」である点にある。戦隊ヒーローの元主役や元力士など、それぞれが過去の栄光と挫折を抱えて集まった梁山泊のような集団だからこそ、脱退劇にも特有の重みが伴う。
リーダーの酒井一圭は、メンバーの脱退や加入に対して常に現実的であり、冷徹とも言えるほどのビジネスライクさと、血の通った家族のような情熱を同居させてきた。去る者を追わず、しかし彼らのその後の人生を否定もしない。この独特の距離感が、元メンバーたちの「その後」をよりドラマチックに見せる背景にあるのだろう。