2018年9月に公開された劇場アニメーション版では、俳優の高杉真宙さんが声優初挑戦にして主人公【僕】役を務め、ヒロイン・山内桜良役を実力派声優のLynnさんが担当しました。
公開当時のインタビューにおいて、高杉真宙さんは「普段の映像の芝居とは異なり、声だけで感情の機微や距離感を表現することに真摯に向き合った」と語っています。他者との関わりを拒絶していた少年が、桜良の奔放さに振り回されながら少しずつ感情を露わにしていくグラデーションは、専門声優からも絶賛されました。
一方のLynnさんは、明るさの裏にある「死への恐怖」や「本当の想い」を声のトーンに絶妙に滲ませ、涙腺を刺激する名演を披露しました。脇を固めるキャストにも、恭子役に藤井ゆきよさん、隆弘役に内田雄馬さん、ガム君役に福島潤さん、母親役に田中敦子さんといった第一線の声優陣が集結。アニメーションならではの幻想的な映像美と調和し、実写版とはまた異なる情緒的な傑作として支持されています。