手荷物を預ける際に最も多くの旅行者が引っかかるのが、航空法で厳格に定められている危険物の預け入れ禁止ルールです。スーツケースの中に禁止物品が1点でも入っていると、X線検査で検知され、アナウンスで呼び出されてカウンターで荷物を開けることになります。
特に以下の品目は、受託手荷物として預けることができず、必ず「機内持ち込み」にしなければなりません。
- モバイルバッテリー・リチウムイオン電池単体:スーツケースへの預け入れは全面禁止。預けると発火事故のリスクがあるため、必ず機内に持ち込む必要があります。
- 電子タバコ・加熱式タバコ:予期せぬ作動や発熱事故を防ぐため、受託不可(機内持ち込みのみ)。
- 充電式ヘアアイロン(リチウムイオン電池式):本体から電池が取り外せないタイプは預け入れも機内持ち込みも一切不可となるケースがあります(コンセント式や電池取り外し可能タイプは条件付きで預託可)。
- 貴重品・高額電子機器:現金、貴金属、ノートパソコン、一眼レフカメラなどは預け入れ可能規定であっても、紛失・破損リスクを避けるため機内持ち込みが強く推奨されます。
受託手荷物破損補償の範囲と免責事項の現実
スーツケースを預ける際、航空会社の破損補償基準も知っておくべき重要なポイントです。
スカイマークの運送約款に基づき、故意または重大な過失がない限り、以下の破損や損害は免責(補償対象外)となります。
- 過度な詰め込みによるスーツケースの破損やファスナーの破損・開口
- キャスター、ストラップ、フック、ネームタグなど突出・付属パーツの軽微な損傷や摩耗
- 経年劣化による変色、すり傷、汚れ、へこみ
- 預け荷物内に入っていた楽器、陶磁器、ガラス製品、電子機器などの破損(壊れやすい物は自己責任でのパッキングが原則)
万が一、スーツケース本体に重大な亀裂や破損が生じていた場合は、手荷物受け取り後、空港を出る前に到着ロビーの手荷物カウンター係員へ即座に申告しなければ補償手続きが受けられなくなります。