坂田亘のキャリアを語る上で欠かせないのが、1990年代から2000年代にかけてのプロレス・総合格闘技における輝かしい戦績です。愛知県出身の坂田は、極真空手やアニマル浜口ジムで鍛え上げられた強靭な肉体を武器に、前田日明率いる『リングス』でプロデビューを果たしました。
若い頃の坂田亘は、鋭い打撃と負けん気の強さを前面に出したファイトスタイルで頭角を現し、リングスの主力選手としてヘビー級・無差別級の猛者たちと拳を交えました。その後、ZERO-ONE(ゼロワン)への参戦や、エンターテインメントプロレス『ハッスル』への移籍など、時代ごとの格闘技ムーブメントの中心に身を置き続けました。
特に『ハッスル』時代には「ハッスル・モンスター」と対峙する中心レスラー「坂田軍団」のリーダーとしてリングを牽引し、マイクパフォーマンスや劇的なアングルで観客を魅了しました。2016年末の『RIZIN』で桜井"マッハ"速人との対戦を最後に現役生活にピリオドを打ちましたが、リング上で見せた勝負強さと胆力は、現在の事務所経営におけるタフな交渉姿勢の原点となっています。