通算でわずか5得点しか奪えていないからこそ、日本代表がブラジルから奪ったゴールはどれも日本サッカー史に燦然と輝く名場面として記憶されています。
代表的なハイライトとして筆頭に挙げられるのが、2006年ドイツワールドカップでの玉田圭司の先制ボレーシュートです。前半34分、三都主アレサンドロのスルーパスに抜け出した玉田が、左足を迷わず振り抜いてニアサイドの天井ネットを揺らした一撃は、世界王者の度肝を抜きました。また、2005年コンフェデ杯での中村俊輔による約30メートルの無回転ミドルシュートは、世界最高峰のGKジダが一歩も動けないままサイドネットへ突き刺さる伝説的スーパーゴールでした。
直近の親善試合である2026年のキリンチャレンジカップでは、スコアこそ0-1の惜敗だったものの、遠藤航や守田英正を中心とした中盤の守備ブロックがブラジルの波状攻撃を粘り強く防ぎ続けました。かつてのようにサンドバッグ状態で防戦一方になるのではなく、ハイプレスの網をくぐり抜けてカウンターを仕掛けるシーンを作り出せたことは、両国の実力差が構造的に変化し始めていることを証明する最新ハイライトとなりました。