電子レンジやボウルが使えない環境でも、状況に応じた多彩なアプローチが存在します。飲食店の仕込みや長期保存を視野に入れた、覚えておいて損はない3つの手法を紹介します。
① 水またはぬるま湯に浸す方法(生食・スライス向き)
房に分けたにんにくを、水なら約30分、ぬるま湯なら約10〜15分浸しておきます。乾燥して張り付いていた薄皮が水分を吸ってふやけ、指先で軽くなでるだけでツルリと剥がせるようになります。熱を加えないため、生のシャキッとした食感やフレッシュな辛味を残したい場合に最適です。
② 包丁の腹で軽く押し潰す方法(炒め物・煮込み向き)
まな板の上に房を横向きに置き、包丁の広い腹を当てて手のひらで「トン」と体重をかけて軽く押し潰します。「パキッ」と亀裂が入ると同時に皮と実の密着が外れるため、端から簡単にめくることができます。潰れた実は香りが引き立ちやすくなるため、アヒージョやスープのベースにそのまま使えます。
③ 丸ごと冷凍して解凍剥き(長期保存向き)
使い切れないにんにくは、房に分けた状態で皮付きのままジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫で凍らせるのが正解です。調理時に取り出し、根元を切り落として水に10秒ほどさらすだけで、温度差によって皮が浮き上がり、ペロリと手品のように剥がれます。冷凍によって細胞壁が適度に壊れるため、すりおろしやみじん切りもしやすくなります。