副菜のイメージが強いズッキーニですが、具材の組み合わせや重ね方次第で、食卓のメインを飾るごちそうへと早変わりします。代表格が、南仏のティアンを思わせるズッキーニとトマトとチーズの重ね焼きです。スライスしたズッキーニと完熟トマトを交互に並べ、ニンニクオイルと塩、とろけるチーズをたっぷりかけてオーブンで焼き上げます。トマトの爽やかな酸味がチーズの濃厚さを引き締め、最後の一口まで飽きずに楽しめます。
食べ盛りのお子さんや男性に喜ばれるガッツリ系なら、ズッキーニと豚肉のチーズ巻きが一押しです。縦長にカットしたズッキーニにスティック状のプロセスチーズを添え、豚バラ肉やロース薄切り肉で隙間なくしっかりと巻き上げます。フライパンで転がしながら焼き、醤油・みりん・酒の甘辛タレを絡めれば、中からとろけ出すチーズとジューシーな豚肉の脂が、柔らかなズッキーニと完璧に調和します。
寒い季節や特別な日のディナーには、ホワイトソース仕立てのズッキーニグラタンが贅沢感を演出します。ズッキーニはあらかじめ軽くソテーして余分な水分を飛ばしてから耐熱容器に敷き詰めることで、ソースが水っぽく薄まるのを防ぐことができます。表面に焼き色のついた熱々のグラタンは、おもてなし料理としても喜ばれる完成度です。