所要時間約11分で並ぶ「JR快速系統(埼京線・湘南新宿ライン)」と「副都心線急行」ですが、どちらが真の最速ルートになるかは「池袋のどこから乗り、渋谷のどこへ向かうか」によって決まります。
JR埼京線や湘南新宿ラインの最大の強みは、山手線と同じ改札から乗車でき、運行本数が充実している点です。以前の渋谷駅では埼京線ホームが山手線から約350メートルも離れた南側に位置し、「南渋谷駅」と揶揄されるほど乗り換えに時間を要しましたが、ホーム並列化工事の完了によって劇的に利便性が向上しました。現在ではハチ公改札や中央改札へのアクセスも極めてスムーズになり、JR線同士の乗り換えやスクランブル交差点方面への移動において圧倒的なアドバンテージを誇ります。
一方、副都心線急行が真価を発揮するのは、渋谷駅東口エリアや地下連絡通路を利用する場合です。副都心線のホームは地下深くにあるものの、渋谷ヒカリエや渋谷スクランブルスクエアの地下フロアへ直結しています。また、東急東横線へ直通運転を行っているため、横浜方面へ乗り換えなしで向かいたい場面では副都心線一択です。地上へ出る時間のロスを計算に入れれば、東口・宮下パーク方面へ行くなら副都心線、道玄坂や西口方面ならJRが最速の選択肢となります。