物語最大の謎であった黒の組織のボス「あの方」の正体は、原作単行本95巻(第1008話)において半世紀前に謎の死を遂げたとされる大富豪、烏丸蓮耶(からすまれんや)であると工藤優作の推理によって明かされました。
しかし、正体の名前が割れたことで、かえって新たな巨大な謎が浮上しています。烏丸が現在も生きていれば140歳を超えている計算になり、通常の人間であれば生存は極めて困難です。ここから導き出される仮説は大きく分けて3つ存在します。
1つ目は、「APTX4869の初期プロトタイプによって若返り、年齢を偽って生存している」説。組織の真の目的が「時の流れに逆らうこと」であるなら、コナンや灰原哀と同じ幼児化現象をボス自身がすでに経験している可能性があります。
2つ目は、「脳や意識を別の肉体・システムへ移植した、あるいは影武者(代理人)を立てている」説。そして3つ目は、「すでに死亡しており、残されたAIや遺言プログラムが組織を遠隔操作している」説です。
組織のコードネームが酒の名前に統一されている理由や、ピスコが語った「長年仕えた」という言葉の真意など、烏丸の存在そのものが物語の根幹を揺るがす最大の鍵を握っています。