ネット上の情報には一部、化学的根拠に欠ける誤解が定着しています。最も多いのが「ノンアセトン除光液でも時間をかければジェルネイルは落ちる」という誤説です。
通常のポリッシュ(マニキュア)用のノンアセトン除光液(主成分:酢酸エチルなど)では、架橋構造を持つジェルネイルの樹脂ポリマーを分解できません。何十分浸しても表面がわずかに曇る程度で、無理に剥がすことになり自爪を致命的に痛める結果を招きます。ジェルをオフする際は、必ず「アセトン配合」または「ジェルネイル専用リムーバー」と明記されたボトルを選ぶ必要があります。
もう一つの盲点は「爪やすり(ファイル)の使い分け」です。100均には目の粗い「ファイル(100〜180G)」と、爪の長さを整える細かい「エメリーボード(180〜240G)」、表面を磨く「シャイナー」が混在しています。長さを整えるエメリーボードでジェル表面を削ろうとすると時間がかかりすぎ、摩擦熱で爪を痛める原因になります。パッケージ裏面のグリッド数表示を確認する習慣が重要です。