新生児の心拍数はなぜ速い?正常値と病院受診の危険なサインを徹底解説

新生児の心拍数はなぜ速い?正常値と病院受診の危険なサインを徹底解説

新生児の心拍数はなぜ速い?正常値と病院受診の危険なサインを徹底解説とは一体何なのか? 専門的な分析を丁寧に紐解いて紹介します。

ネット上の育児コミュニティや知恵袋、SNSを分析すると、「退院して自宅で初めて赤ちゃんの胸に触れたとき、あまりの速さに手が震えた」「壊れかけの時計のように刻まれる鼓動に恐怖を感じた」という書き込みが連日のように寄せられています。

特に近頃目立つのが、足首に巻き付けるタイプのスマートヘルスモニターや敷布団型センサーの普及による「数値過敏」です。アプリから「心拍数165bpm:頻脈の疑い」といった警告通知が突如スマートフォンに届き、パニック状態で夜間救急外来に駆け込むケースが都市部を中心に増加しています。

総合周産期母子医療センターで長年新生児医療に携わる小児科専門医は、現場の取材に対して次のように警鐘を鳴らします。

「家庭用測定機器の進化は素晴らしいものですが、赤ちゃんがぐずったり浅い眠りで夢を見ている最中に心拍が160〜170回に達することはごく自然な生理現象です。機器のアラートだけを見てパニックになる親御さんが非常に増えていますが、医療者が最初に見るのは機械の数値ではなく赤ちゃんの顔色、呼吸の仕方、おっぱいの飲みっぷりです。数字という点ではなく、赤ちゃんの状態という面を観察してほしいのです」

手記や育児相談に寄せられた体験談でも、ベテラン助産師から「大人と同じテンポだったら、それこそ大事件よ」と笑って諭され、初めて胸をなでおろしたというエピソードが数多く見られます。知らなければ恐怖を覚えるほどのスピード感こそが、健康に生きている何よりの証拠なのです。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。