「家族連れだから車で向かいたい」「近隣のコインパーキングに停めれば良いだろう」という考えは、皇居周辺においては致命的な判断ミスに繋がります。結論として、皇居東御苑には来園者専用の一般駐車場は1台分も存在しません。
かつて皇居外苑の楠公レストハウス前に設置されていた「楠公駐車場」は、観光バスおよびマイクロバスが優先される運用となっており、一般普通乗用車の駐車は極めて制限されています。もし自家用車で向かった場合、大手町や丸の内エリアの超高層オフィスビルの地下駐車場を利用せざるを得ません。
しかし、大手町・丸の内の地下駐車場料金は「30分あたり400円〜600円」が相場です。しかも平日はビジネス需要により上限料金が設定されていないパーキングが多く、東御苑を2〜3時間散策しただけで駐車料金が3,000円前後に達することも珍しくありません。週末は丸の内周辺の商業施設利用客で駐車場入口に長い入庫待ち列が発生し、入出庫だけで貴重な時間を奪われます。
混雑状況に関しては、曜日のリズムが極めて明確です。休園日明けの「火曜日」「土曜日」「日曜日」の午前10時30分から午後14時30分にかけて混雑がピークに達します。特に三の丸尚蔵館で話題の企画展が開催されている時期や、本丸跡の桜が満開を迎える3月下旬〜4月上旬、紅葉シーズンの11月下旬は、大手門の手荷物検査場前に20〜30分以上の長蛇の列が生じます。混雑を徹底的に回避したいのであれば、「水曜日または木曜日の午前9時開園直後」を狙うのが現場目線での鉄則です。