インターネット上の掲示板やSNSでは、那覇西高校に対して「体育会系の生徒ばかりで文化系や学力重視の生徒は肩身が狭いのではないか」「学習環境が荒れているのではないか」といった極端な憶測が散見されます。しかし、これらの言説は現場の実態を正確に捉えていません。
第一に、体育科の存在感が際立っているものの、生徒総数で見れば普通科と国際人文科が全体の7割以上を占めています。文系・理系の進学クラスでは早朝講座や放課後補習が行われており、真摯に受験勉強へ向き合う環境は十分に担保されています。
第二に、「荒れている」という噂は昭和から平成初期の古い固定観念、あるいは体育会系の元気なノリが外野から誤認されたケースが大半です。現在の那覇西高校は生徒指導の体制が整備されており、いじめや深刻な非行に対する厳しい指導基準が運用されています。
注意すべき真の盲点は、「自主自律が求められるがゆえの学力格差」です。課題の提出や試験勉強を徹底的に管理するタイプの進学校とは異なり、那覇西高校はある程度生徒の自主性に任せる校風を持ちます。そのため、部活動の疲労を理由に学習習慣を放棄してしまうと、3年進級時に大学進学の選択肢が極端に狭まるという厳しい現実が存在します。