「限界の向こう側へ行く」という精神論が、いかに効率を下げていたかを示す研究結果が相次いで発表されている。最新の脳科学と運動生理学の融合研究により、中枢神経系(CNS)の疲労が筋タンパク質の合成を直接的に阻害するメカニズムが解明された。
脳が強いストレスを感じている状態で激しい筋トレを行うと、ストレスホルモンであるコルチゾールが跳ね上がり、せっかくのトレーニング効果を打ち消してしまう。いまやトップアスリートや賢明なトレーニーたちは、ジムに入る前にHRV(心拍変動)アプリで自律神経の状態をチェックし、数値が乱れている日は思い切って「アクティブレスト(積極的休養)」に切り替える。休むことこそが、最大の筋肥大テクニックなのだ。