名曲『戦場のメリークリスマス』のピアノ楽譜を選ぶ際、最初に確認すべきは自身の演奏レベルに応じた適切な難易度設定です。美しい響きを持つ楽曲だからこそ、難易度ごとに工夫されたアレンジが出版されています。
一般的に流通しているスコアは、大きく3つのレベルに分類されます。
- 初級(バイエル後半〜ブルグミュラー程度):右手は単音の主旋律、左手はシンプルな和音伴奏や分散和音で構成されています。黒鍵の多い調号(原曲は変ホ短調:♭6つ)を弾きやすいハ短調やイ短調に移調したバージョンも人気です。
- 中級(ソナチネ〜ソナタ初歩程度):原曲の調性を維持しつつ、右手の和音連打や左手の跳躍を適度に簡略化した構成。原曲のアンビエントな雰囲気を十分に味わえるバランスの良い譜面です。
- 上級(ツェルニー40番以上):坂本龍一さんのアルバム『04』や『/05』、ラストコンサートで披露されたソロアレンジを忠実に再現。ポリリズム的な左手の広がりや、繊細なテンポルバートが要求されます。
背伸びをして難しすぎる譜面を選ぶと、途中で挫折してしまう原因になります。まずは「少し頑張れば最後まで通して弾けそう」な難易度から着手するのが上達への近道です。