かつて日活の「二大巨頭」として時代を二分した石原裕次郎。そして、スクリーン上で幾度となく情熱的なペアを組み、ファンを魅了した浅丘ルリ子。近年のインタビューや周囲へ漏らす言葉からは、共に黄金期を駆け抜けた仲間たちへの深い敬意と愛惜の念が窺える。
「裕次郎がいて、ルリ子がいたからこそ、俺も走れた」。そう語る小林の胸中には、あの目まぐるしくも眩しかった昭和の銀幕の熱量が今なお色濃く残っている。先立った盟友たちの分まで声を張り、歌い続けるという誓いのような情熱が、彼の現在を支える大きな原動力となっている。