『もののけ姫』包帯の病者はハンセン病?宮崎駿が明かしたタタラ場の真相

『もののけ姫』包帯の病者はハンセン病?宮崎駿が明かしたタタラ場の真相

『もののけ姫』包帯の病者はハンセン病?宮崎駿が明かしたタタラ場の真相について押さえておきたい 事実を厳選して解説いたします。

『もののけ姫』を象徴する有名なキャッチコピー「生きろ。」(コピーライター・糸井重里氏による考案)。この短い言葉の真意もまた、タタラ場の病者たちの描写と深く結びついています。

主人公のアシタカに対し、寝たきりの病者は涙を流しながらこう訴えます。「生きることはまことに苦しくつらい。世を呪い、人を呪い……それでも生きていたい」。

いかに不条理な運命に翻弄され、差別と孤独の中に置かれようとも、命ある限り生き抜くこと。宮崎監督は、全生園の納骨堂で感じた無念の命たち、そして差別の中で生き抜いてきた元患者たちの姿を通して、「綺麗事ではない生の肯定」を描き出しました。

自然と人間の対立、神殺しのドラマという表層の奥には、あらゆる生の肯定という普遍的な祈りが込められていたのです。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。