人間には誰しも、他人に侵入されると不快感を抱く「パーソナルスペース」が存在する。行動心理学の観点から見れば、男性が自らこの見えない壁を越えて相手との距離を極端に詰める行為は、明確な領域主張(縄張り主張)にほかならない。
特に好意を抱く男性は、相手のパーソナルスペースに自然と踏み込むだけでなく、自分のパーソナルスペースを相手に対して完全に開放する。居酒屋で隣り合った際に膝や肩が触れ合っても退けない、会話中に身を乗り出して顔を近づけてくるといった行動は、二人の間に壁が存在しないことを周囲と本人に確認させる無意識のディフェンス行動なのだ。