せっかくお気に入りの植物を迎えても、急な落葉や変色、害虫の発生に悩まされるケースは後を絶ちません。正しい知識を持っていれば、トラブルの大半は未然に防ぐことが可能です。
代表的なトラブルであるパキラが枯れる主な理由は、受け皿に水を溜めたままにすることによる「根腐れ」や、エアコンの直風による極度の乾燥です。水やりはカレンダーで決め打ちするのではなく、「土の表面がしっかり乾いてから鉢底から流れ出るまでたっぷり与える」のが鉄則です。
ポトスの水やり頻度に関しても同様で、春から秋の成長期は土が乾いたらたっぷりと、休眠期に入る冬場は土が乾いてから2〜3日後に控えめに与えることで、根腐れを確実に回避できます。また、葉の表面に霧吹きで水分を与える「葉水(はみず)」を日課にすると、乾燥を防ぎハダニの発生を劇的に抑えられます。
さらに、大株に育ったモンステラの育て方と増やし方も覚えておきたいポイントです。伸びすぎた茎にある「気根(きこん)」のすぐ下を清潔なハサミで切り取り、水挿し(水耕栽培)にしておくだけで数週間で発根し、簡単に株を増やすことができます。
室内栽培で最も敬遠される「コバエ対策」には、虫がわかない土の導入が効果的です。堆肥や腐葉土などの有機質を含まない、赤玉土・鹿沼土・軽石・ゼオライトなどを主成分とした「室内向け無機質用土」を使用するか、土の表面を化粧砂やココナッツファイバーで覆うことで、害虫の産卵と繁殖を根本からシャットアウトできます。