総務省が公表する「市町村税課税状況等の調」などの公的データによると、芦屋市民の納税義務者1人あたり平均所得は650万〜700万円超を推移しており、東京23区の港区・千代田区・渋谷区などに匹敵する全国トップクラスの水準を維持しています。なぜこれほどまでに富裕層が集中するのでしょうか。
その背景には、明治後半から大正・昭和初期にかけて花開いた「阪神間モダニズム」の歴史があります。大阪や神戸の経済圏で成功を収めた実業家や財閥関係者が、六甲山麓の南斜面に広がる風光明媚な高台に邸宅を構えたことが始まりでした。南向きの高台は、大阪湾を一望できる絶景と豊かな日当たり、心地よい海風を享受できる理想的な立地条件を備えています。
また、JR芦屋駅の新快速を利用すれば、大阪駅まで約15分、三ノ宮駅まで約8分という圧倒的な交通利便性を誇ります。「ビジネスの拠点は都心に置きながら、プライベートは喧騒から隔絶された最高峰の住環境で過ごす」という富裕層のライフスタイルに完全に合致しているのです。
現在も、東証プライム上場企業の創業者や歴代役員、関西財界の重鎮、さらにはトップアスリートや文化人といった名士が居を構えています。六麓荘町や山手町、奥池町などのエリアには、厳重なセキュリティゲートや防犯カメラ、広大な日本庭園や複数台収容の地下ガレージを備えた大豪邸が整然と立ち並んでいます。