インフルと胃腸炎が同時発症?高熱・下痢の重複リスクと正しい対処法

インフルと胃腸炎が同時発症?高熱・下痢の重複リスクと正しい対処法

インフルと胃腸炎が同時発症?高熱・下痢の重複リスクと正しい対処法についての疑問解決ガイドを徹底解説します。

Q1:インフルエンザと感染性胃腸炎は病院で同時に検査してもらえますか?
A1:インフルエンザは迅速抗原検査キットにより15分程度で保険適用による確定診断が可能です。一方、ノロウイルス等の胃腸炎迅速検査キットは、3歳未満や65歳以上の高齢者など一部の対象を除き、多くの場合保険適用外(自費)となります。臨床現場では、症状の経過と流行状況から胃腸炎を臨床診断しつつ、インフルエンザ検査を優先して行い治療方針を決定するのが一般的です。

Q2:吐き気がひどく、処方されたタミフルや解熱剤を飲んですぐ吐いてしまいました。もう一度飲ませるべきですか?
A2:内服後15〜30分以内に薬の原形がそのまま吐しゃ物の中に確認できる場合は、ほとんど吸収されていないため再投与が必要になることがあります。ただし、30分以上経過している場合はある程度体内に吸収されている可能性が高いため、自己判断で追加せず、かかりつけ薬局の薬剤師や処方医に電話で確認してください。吐き気止め(坐薬など)を先に投与してから内服薬を使う方法もあります。

Q3:インフルエンザの点滴(ラピアクタ等)を打てば下痢や嘔吐もすぐに止まりますか?
A3:抗インフルエンザ点滴薬はインフルエンザウイルスの増殖を抑える薬であり、直接下痢や嘔吐を止める薬ではありません。ウイルスの活動が抑制されることで結果的に胃腸症状も快方へ向かいますが、荒れてしまった腸管粘膜の修復には2〜3日を要します。脱水補正のための輸液と整腸剤の内服、そして消化器を休ませる食事療法を並行して行う必要があります。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。