「小宮有紗はライダーに出演していたのか」という問いに対し、熱心なファンなら即座に首を縦に振るだろう。彼女と仮面ライダーシリーズの決定的な交差点は、2015年から2016年にかけて放送された『仮面ライダーゴースト』第29話および第30話にある。彼女が演じたのは、事件の鍵を握る女性・白井ユキ役。感情の揺らぎと切迫感を巧みに表現し、物語のサスペンス要素を一気に引き締めた。
戦隊ヒロインのイメージを鮮烈に焼き付けた彼女が、別作品のゲストとして東映の現場に舞い戻った瞬間だった。単なるサプライズにとどまらない。作品のトーンに溶け込みながらも、画面越しに放たれる凄み。テレビ朝日の日曜朝を彩る特撮枠において、彼女の存在がいかに信頼されていたかを物語る名演として、今なお語り継がれている。